幼女とのあっち向いてホイで五連敗

摂取したもののメモ。自分用に書いてるけど何かコメントしてくれると嬉しい。

飛田新地~その魅惑的で神秘的な世界~

 大阪、新世界の南にある飛田新地に向かう電車の中、僕は気が気ではなかった。風俗初体験に対する緊張からではない。僕の応援する横浜DeNAベイスターズクライマックスシリーズ1stステージ第3戦の試合が延長戦にまでもつれ、目を離す隙を与えてくれなかったからだ。第1戦では筒香梶谷ロペスのホームランなどもあり快勝、しかし第2戦ではジャイアンツ田口のキレの良いスライダーを中心とした投球術&剛腕マシソンの威力ある直球に抑えられ惜敗。そして1対1で迎えた今日の第3戦、勝ったほうが広島東洋カープとのファイナルステージに臨めるのだ。しかし、引き分けの場合はシーズンを2位で終えたジャイアンツがファイナルへと進む。要は勝つしかないのだ。ベイスターズは。

 ところで、僕は14時のプレイボールまで、有機化学実験のレポートを書き進めながら、録りためていたアイカツスターズ!を見ていた。主人公の虹野ゆめ、桜庭ローラら1年生、3年生の白鳥ひめ、如月ツバサ、二階堂ゆず、香澄夜空らS4の活躍が中心に描かれているが、僕が1番注目しているのが、2年生の芦田有莉先輩だ。1年生に助言を与える存在として度々作中に登場する彼女であるが、アイドルとしての活躍にスポットがあたることはほとんどない(CDデビューの話などはあったが)。彼女はS4を支える幹部メンバーであり、歌組2年生の中ではトップの実力を誇るはずである。そういう陰の実力者が、一瞬でもいいから輝いてほしい。僕は、有莉先輩回で有莉先輩のステージが見れる日を心待ちにしている。

 

閑話休題

さて、本題のクライマックスシリーズ第3戦であるが、有機化学実験のレポートを書いていたら15分ほど遅れてしまったのである。実験の教科書まで英語になってきて、さすがに今の自分の英語力ではこの先やっていけるのか不安になってきた。computerをconputreと書いているようじゃ死を免れない。5秒で英語ができるようになる薬はないのか。やはり翻訳こんにゃくの発明が待たれる。ごく最近聴くようになった浜崎あゆみの楽曲は題名も歌詞にも英語が多く、歌を楽しむにも英語力を養う必要があるようだ。ところでこの記事を書いている今も浜崎あゆみの曲を聴いている。幼いころには毎日のようにテレビから聴こえていた歌を、今改めて聴くと心が震えるものがある。アニソンやアイドルソングが席巻する現代の邦楽にはない、圧倒的なカリスマが彼女の歌からは感じられる。是非evolution,M等、名曲を聴きなおして素晴らしさを再確認してほしい。

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さて、また話がそれてしまった。15分遅れでテレビをつけた僕が見たものは、既にベイスターズに2点が入ったスコアだった。ホセ・ロペス内野手のツーランホームランが飛び出したのだ。

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 ロペスは第1戦でもホームランを放つだけでなく、守備においてもこのシリーズを通してチームを支えてきた。まさに助っ人外国人として申し分のない活躍をしてくれている。なぜジャイアンツはこんな優良助っ人を手放したのだろうか。「ロペス 返して」でツイート検索をしてG党の反応を眺めるのは非常に愉快であった。初回に2点を先行し、これは余裕で勝てるのでは?と思った矢先、その裏、巨人の攻撃。4番阿部の一振り。ツーラン。一瞬で試合は振り出しに戻った。ベイスファンが詰めかけていた三塁側のスタンドが水を打ったように静まり返るのが画面を通しても分かった。やはりこの試合も接戦になる。確信にも近い予感が胸をよぎった。そして僕の予感は現実のものとなる。

 2回表に犠牲フライで1点を追加し再びリードを奪い、巨人先発内海を引きずり下ろしたものの、次にマウンドに上がった大竹寛が絶好調。変化球も直球もキレがあり、コントロールミスをまったくしない。ベイスターズ打線はなすすべがなかった。1点リードで膠着状態になっていたものの、ついに試合は動く。6回裏に村田のソロホームランが飛び出し、再び同点になったのだ。その前の打席で死球を受けていた村田だが、交代せず強行出場。そしてホームランを放つ。男である。お前は横浜におったんやで。帰ってこい。でも4番は筒香な。流れが巨人に行ってしまうのか......。不安の中で、僕は飛田新地に向けて出発した。

 

 話は冒頭に戻る。飛田新地に到着し、友人と合流。実際に女遊びをする2人と、応援に来たのか冷やかしに来たのか、はたまた串カツを食べに来たのかわからない4人の合計6人のオタクが、飛田新地に集まったのだ。少し離れたところにそびえる日本最大のビルであるあべのハルカスが僕たちの末路をやさしく見守ってくれているようであった。到着したものの、専ら僕たちの興味は野球だった。激戦となった第3戦は9回では決着がつかず、延長戦に入っていたのだ。勝つしかないベイスターズにとって延長12回決着つかずは負けと等しい。勝つしかない。そしてとうとう11回表、嶺井の劇的なタイムリでとうとう勝ち越し。11回裏、マウンドに立つのは守護神の山崎康晃。正直、不安だ。今シーズンは生命線のツーシームがことごとく見逃され、直球を痛打される場面が目立った。事実、第1戦でも坂本に特大ホームランを打たれている。気が気ではない。なんとかツーアウトまでこぎ着けたものの、1,2塁。バッターは4番、阿部。一球速報から目が離せない。僕らは飛田新地に居たのだが、確かに心は東京ドームの三塁側スタンドにあったのだ。固唾を呑む。見守る。そして、歓喜の瞬間は訪れた。

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湧き上がる勝利の感覚。相手があの巨人というのも、その美酒の旨味を一層と引き立てる。優勝したかのような思いが全身を巡った。最高の気分のまま、僕らは飛田新地の街へと駆り出したのだ。

 

飛田新地、街の雰囲気が、異様だ。これは褒めている。蔵の街栃木市で育ち、世界遺産京都市に住む僕はいわゆる雰囲気のある街並みというのもいくらか目にして来たが(郡上八幡、川越などもオススメである。ぜひ行ってみてほしい)、街並みのノスタルジックさは彼らにも引けを取らず、軒並みにいる、いわゆる遣り手ばばあ、嬢の存在は、そんな街に彩りを添える。店の前を通る度に、「可愛い子いるよ!おにーさん!」「ほらほら、もっと近くに寄って見て!」とばばあに笑顔で声をかけられる。露出度の高い服や、巫女服や着物などのコスプレ(ピカチュウの着ぐるみなんていうのもいた)を着て座っている嬢は、にこやかな笑顔で手招きをしている。右手を伸ばし高く上げアイドルマスターのポーズをしている嬢もいた。日も暮れ辺りは暗くなり、妖艶さが一層際立つ。アニメやドラマの世界である。以前行ったことのある友人Uは「テーマパークみたい」と形容していたが、確かにそうだ。この感覚は東京ディズニーリゾートにいる時のそれと似通っている。横浜DeNAベイスターズの勝利で最高の気分の僕は、雰囲気にもやられ、ウキウキルンルン、女の子を物色し始めた。

  青春通りと山吹通りを二週ほどして、物色。嬢は皆綺麗だ。さあどうしよう。ところで僕はオタクなので黒髪が好きだ。黒髪の女の子とセックスがしたい。僕は黒髪の女の子を探し始めた。こっちが真剣に物色しているのを少し離れた場所からニヤニヤと観察してる友人たちを気にせず、僕はずんずんずんたかぽんと街を進む。そして、見つけた。黒髪ショートで清楚系。そして着物を着ている。聖剣使いの禁呪詠唱のOP、『緋ノ糸輪廻ノgemini』の悠木碧に似ている。まさに僕好みの要素が詰まった嬢だ。

 

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ところで、先日飛田デビューをした友人Tも悠木碧似の嬢を選んだが、僕もやはりオタクなので、悠木碧とセックスがしたいと思ってしまうのである。仕方がない。友人Tが以前選んだ碧と、今回僕が選んだ碧はまた別の碧なので、間違っても穴兄弟になったわけではない。そこのところはよろしくたのむ。

 

そして僕は声をかける。「ありがとう〜」と言われ、靴を脱ぎ、二階に上がる。階段が急だ。心臓が心なしかドキドキしたのは階段が怖かったからではないだろう。部屋に入ると、碧がお茶とお菓子を持ってきてくれた。例の飴ちゃんもあった。時間を聞かれる。お金のない貧乏学生のため、20分1万6000円を選択。これでも十分高い。15分1万1000円の選択もできたが。さすがに15分じゃ物足りない(初体験の時5秒でイった友人Tなら満足するかもしれない)。ゴミ分別バイトとかいう社会の底のようなバイトをして得たお金はこのためのものだ。1万6000円を渡すと、葵がお金を持って一時退出する。その間に服を全部脱いでいてと言われた。僕はこの日のために、大学の体育館地下のジムに通い、ウェイトトレーニングを積み重ね、腹筋胸筋を鍛えてきた。嬢に「良い体がしてるね」と言われたい。言われなくても、脱いだ時に情けない体を見せたくない。元々筋肉が付きにくい貧弱オタクだが、一念発起しトレーニングをし続けた。目標としていた筋肉にまではたどり着かなかったが、以前より引き締まった体になったのは間違いない。確かな自信を胸に、全裸になり、お茶を飲みながら嬢を待つ。そして、やってきた。僕の体を見ても、嬢は何も言わなかった。言ってくれなかった。淡い期待は儚くも散ったが、それでも僕がこの1か月間積んだトレーニングは、これからの人生で確かな航路を指すものになるだろう。そして嬢がとうとう着物を脱ぎだした。待ちわびる僕。あぁ、目の前で綺麗な女の人が着物を脱いでいる......。夢のような光景に、僕は目を離せなかった。しかし、ここで予想外のことが起きる。全くの予想外だ。嬢が全ての着物を脱いだ時僕は心の中で思わず叫んだ。「(え、入れ墨......?)」そう。嬢には入れ墨が彫ってあったのだ。タトゥーが1つくらいある、ならまだわかるが、両腕と両足にビッシリと、たいそう立派な蝶や花の入れ墨が彫ってあったのだ。僕は気が気ではない。嬢のおっぱいや股間よりもその素晴らしい入れ墨にどうしても目が行ってしまう。内心、軽いパニックになってしまった。「(え、俺黒髪清楚系選んだはずだよね???あれ????なんで入れ墨???あれ????着物着てた和風美女が脱いだら入れ墨???)」ぶっちゃけ、ビビった。入れ墨の人とこんな接近戦をしたことは無いのに、これから接近戦どころか合体戦をするのだ。対入れ墨階段を5万段飛ばしくらいしてしまったのだ。他の嬢がかなりキワドイ格好で客引きをしていたのに、彼女が着物で肌をほとんど露出していなかったのは、このせいか。黒髪清楚系とセックスができると思い半勃起くらいだったが、入れ墨に面食らい、完全に萎えてしまった。嬢はそんなことは知らずか、それとも知ってても気づかぬふりをしたのか、せっせと準備をする。「そこのお布団に仰向けに寝てね」と言われ、僕は言われるがままに寝転がる。嬢が電気を消し、ピンク色の薄明りに部屋が包まれる。消毒用のウェットティッシュで拭かれ、ゴムが装着される。「おちんちん舐めるね」と言い、嬢がフェラをしてくれた。さすがプロだけあって、慣れている。すごく気持ちがいい。そして「入れるね」の声とともに、挿入。嬢が僕の上で腰を振り始めた。セックスをしている。しているのだが、入れ墨が気になってしまう。友人Tのように3秒でイってしまう恐れはないが、20分でイけなかったらそれはそれで悲しい。入れ墨を見ないように、嬢のおっぱいを揉みながらおっぱいだけを見ていた。頑張れ、俺。入れ墨に負けるな。もっと強くなれ。心の中で自分を奮い立たせながら、正上位になり自らも腰を動かす。30秒で疲れた。トレーニングが全く足りていない。再び騎乗位になり、嬢に動いてもらう。そこでまた予想外の事態が起こった。実は、行為が行われる部屋には音楽が流れている。それまで気にも留めなかったのだが、この時流れていたのが、RADWIMPSの「なんでもないや」(動画はカバー)

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新海誠監督の映画「君の名は。」の挿入歌であるが、それが部屋に静かに流れる。それまで、演技か知らずかあんあんと喘いでいた嬢なのだが、唐突に、全く唐突に「あん、あん、......うちこの映画昨日見にいったんよ....あん、あん....話が難しくてよくわからなかった.....あん、あん」え、この状況で君の名はの話が出てくるのか???「なんでもないや」が流れるピンク色の部屋の中で、入れ墨の美しい嬢が全裸で自分の上で腰を振りつつ、君の名はの話を振ってくる。オタクはしばしば風俗嬢にアニメの話をし出すらしいが、まさか嬢のほうから振ってくるとは思わなかった。「そうだね~あれちょっと難しいよね~」と適当な返事をしながら、残り時間が少ないのにこのカオスな状況の中イかなければならない。なんとかしなければ。僕はおっぱいを揉みつつ、しかし入れ墨は見ないようにして、なにかエッチなことを考え出した。しかし人間は難しい生き物である。みなさんにもテスト中に全く関係ない音楽が脳内を無限ループしてしまう経験があると思う。この時の僕は、エッチなことを考えないといけないのに、脳内を無限ループし出したのは、クライマックスシリーズ1stステージ第1戦、ハマの4番、我らが筒香嘉智が6回表に放った値千金の逆転ツーランホームランの光景だったのだ。

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なんでお前がでてくるんだ。いや、筒香のこのホームランには声をあげて喜んだし、筒香は最強の4番である。しかし、今お前はでてこなくてもいい。一度無限ループしだすと、どんなに頑張ってもしばらくは脳内から出ていかないのだ。このホームランのインパクトは強すぎた。強すぎたがゆえに、脳内に色濃く残っている。打ってほしいときに打ってくれるのが、最強打者、筒香である。しかし、僕は今筒香のホームランよりも、自分が時間内にホームランを打てるかどうかで必死なのである。なんとか筒香を脳の端に追いやり、セックスに集中しろと自らに言い聞かせる。そして終了のベルとほぼ同時に果てることに性交、いや、成功。様々なことがあったが、結果としては完璧な時間配分である。嬢に体を拭いてもらい、服を着て、飴ちゃんを持ち、「またくるね~」と嬢とばばあに言いつつそそくさと退散。店を出ると、友人たちがニヤニヤしながら出待ちをしていた。お前ら、本当に何しに来たんだ。余談ではあるが、嬢には「聾の形」もおススメだよと言ってきた。

 

さて、僕の20分はこうして終了した。ちなみにであるが、3週間前にきて悠木碧似を選んだ友人Tは、さんざん迷った挙句、今回は竹達彩奈似の嬢を選択。オタク、プチミレ大好きかよ。しかもこいつ、前回5秒でイッたくせに、また凝りもせず20分で入店。10分くらいは粘れたらしいが、5分くらい嬢とおしゃべりしていたらしい。全くの早漏である。渡辺曜ちゃんがヨーソウローって言ってるぞ。

その後は、みんなで新世界に移動。串カツをほおばりビールを飲みつつ、バカ話に花を咲かせた。横浜は勝ったし、セックスはできたし、串カツはうまい。これ以上の娯楽はない。今になって思えば、自分が太っているのに自分よりもデブの嬢を引き当てた友人Nに比べれば、入れ墨の碧は顔もスタイルもよかったし、おっぱいもそれなりに大きかったし、僕の選んだ嬢はアドが強いのでは?と思うようになった。入れ墨も、妖艶さに磨きをかける、という意味では、よかったのかもしれない。人生何事もポジティブシンキングだ。行為の最中に、入れ墨の良さに気づけなかった僕が未熟だった。入れ墨も嬢も愛せるようにならなければならないのだ。また気づいてしまった。人生は気づきのゲーム。今日1日で、僕は人生の道しるべをたくさん見つけることができたと思う。

 

 飛田遊郭、その妖艶な街は、僕らを導く聖地としての役目を担っているといっても過言ではない。是非、1度でいいので足を運んでみてもらいたい。

 

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 ※S4の二階堂ゆずは3年生ではなく2年生でした。大変申し訳ありませんでした。